このブログを読んでくださっている方にお伝えしたいことがあります、日本のテディベアファンはクラフトを目的とした方々が多くレベルも高い作品をお作りになっています、海外でもたくさんのテディベアアーティストと呼ばれる方が存在します、私もアーティストのファンです好きな作家もいます、優れた作品をお作りになる方の共通点は技術はもちろんですが、基本に忠実なことです、総じて言えばアカデミックな仕様を意識した品の良い作品になっています.
テディベアの基本とかアカデミクな要素って何でしょう?私なりの解釈ですが、音楽でも絵画でも古典を学んでアレンジするのが通例です、テディベアの古典と言われるのがシュタイフでありテディベアの原点だと思います、100年以上の歴史があり世界中に広まったテディベアですが、原点はここにあるのだと信じます、その意味でアンティークテディベアを観察し感じることで自分の作品のヒントになる事が多々見つかることでしょう。そして同時に大切なことは、グットベアに象徴されるようにテディベアが単なるぬいぐるみではなくメンタリティの脇役として人々に貢献していることを知ってもらいたいと願っています、愛らしい可愛らしいだけの作品ばかりではなく、どこか憂いのある深みのある作品づくりを目指してほしいと願っています、テディベアの良い顔とは、寂しい時や悲しい時は慰めの表情に見え楽しくて、ついテディベアのことを忘れた時、寂しそうに見える表情の顔だと言われます、人気のあるアンティークテディベアはすべて同じような表情を伺うことができます、アルフォンゾを見た時、どんなに悲しかったかどんなに愛されたかを訴える愛らしさを感じます、100年たっても訴え続ける作品作りをどうか忘れないでください。